面接で合否が決まると思うと緊張してしまいますよね。
この記事は、そんなお悩みをもつ公務員試験(土木)の面接を受けるあなた向けです。
また、面接に落ちた人も、次に向けてポイントを抑えていきましょう。
さらに土木職ですが、面接のテクニックとしては他の職種でも使えますよ!
私が公務員試験に合格したときに、面接で聞かれたことや気をつけていたことを書いていきます。
いっぽう、志望動機の考え方や例文については以下の記事をどうぞ 🙂
公務員土木職の志望動機★首席合格の元公務員が例文や考え方を紹介
この記事を書いている人
- 元公務員ブロガー💻
- 某県庁の公務員(土木職)に首席合格
- 某県庁の公務員土木職として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格もち
- 今はブログで、公務員のあれこれや、仕事などをメインにさまざまな情報を発信しています。
それではさっそく参りましょう、ラインナップはこちらです。
公務員土木試験の面接に受かる人の特徴【土木ほかすべての職種共通】
土木のほか、すべての職種に共通しますが、公務員試験の面接に受かる人、また試験官の印象が良くなる人の特徴はこちらです。
- 面接官の質問に対して的確な答えが出せる
- 面接官が聞き取りやすい声のボリュームを意識できる
- 落ち着いてゆっくり話すことができる
- きちんとした言葉遣いができている
- 面接官の目を見て話ができる
1.面接官の質問に対して的確な答えが出せる
土木の知識については1次試験の筆記で確認しているため、二次試験の面接では【人間性】を見られています。
質問に対して、的確な答えが出せるかどうかが焦点になっています。
要は、「会話力」というやつです。
面接官が聞きたいことをよく理解し、その答えが出せるかどうかで会話ができるかどうかの確認をしています。
これは仕事をする上で、上司が部下へ指示をしたときや、質問したときにどのような答えが返ってくるのかを想定しています。
ですので、面接の練習をするときは質問に対して
「分かりやすく簡潔に!」を目指して練習してみてください。
的外れな答えや、聞いてもいないことをべらべら話すことは減点対象となるので気をつけましょう。
2.面接官が聞き取りやすい声のボリュームを意識できる
面接官が聞き取りやすい声というのは、面接官の方々の声のボリュームよりも少し大きいくらいがベストです。
はじめのあいさつは、分からないので大きめで良いです。
次に、面接官に「お座りください」などと言われるので、
その声のボリュームを意識して、それよりも少し大きいくらいで話していくとちょうど良いです。
面接官の声のボリュームを意識するようにしましょう!
3.落ち着いてゆっくり話すことができる
面接だと、だいたい緊張してしまい早口になってしまうことが多いです。
しかしそこをぐっと我慢して、いつもよりゆっくり話すようにしてください。
ちょっとゆっくりすぎるくらいでも良いくらいです。
早口な人と、ゆっくり話す人、どちらが落ち着いて見えるかは一目瞭然ですよね。
練習のときからゆっくり落ち着いて話すことを意識してみてください。
4.きちんとした言葉遣いができている
「です」「ます」調が基本です。
「~っすね」とか、「まじすか」「やばい」、語尾を伸ばすような言い方は、相手を不快にさせます。
しっかり自分の答えを文字に起こして確認してみてください。
誰かに受け答えを聞いてもらい、敬語がきちんと言えているか確認してみるのも良いでしょう。
意外と敬語をきちんと使えてないことが多いので、気を付けて練習してみてください。
5.面接官の目を見て話ができる
面接官から質問されたときには、面接官の目を見て答えるようにしましょう。
面接官が何人かいる時には、質問をした面接官をはじめ、バランスよくすべての面接官の目を見るようにします。
面接官が下を向いている場合もありますが、面接を受ける側の姿勢としては、
【面接官のみなさんに伝えていますよ】ということが伝わるようにします。
まんべんなく顔を左右に動かしながら話すことが良いです。
質問に対して、ていねいに答えを伝えようとしている姿勢が、一番見られているところです。
公務員土木の面接で実際に聞かれた質問内容【体験談】落ちた人も要チェック
質問内容は基本的に、面接カードに記入したものから質問が行われます。
面接カードもできるだけていねいに、空欄はできるだけ埋めるように書きましょう。
- この仕事(この自治体)を目指した理由
- 自分の長所と短所
- 大学で力を入れて取り組んだこと
- 大学での卒論テーマ
私が実際に質問された内容についてくわしく説明します。
この仕事(この自治体)を目指した理由
数ある仕事の中で、なぜこの県庁を目指したのかを聞かれました。
私の場合、生まれ育った地元の県庁であったため、地元に貢献したいうんぬんかんぬんということを話しました。
しかし、地元の県庁でなくとも合格している人たちはたくさんいます。
なぜこの会社を選んでくれたのか、どういう思いで目指してくれたのかは、面接官としてもとても重要視しているところです。
なぜなら、その思いが強く明確である人は、長く勤めてがんばってくれるだろうという期待ができるからです。
ですので、なぜこの会社を目指したのかはよく考えておくようにしましょう!
その理由のためにインターンシップに応募したり、会社説明会に参加して、仕事内容を把握したうえでこの会社に入りたいという理由づけにしたという人もいるくらいです。
なぜこの会社だったのか、他とは何がちがうのかを自分のなかで整理しておくと良いでしょう。
自分の長所と短所
自分の長所と短所についてもよく聞かれる質問です。
面接カードに書くことも多いでしょう。
私は、長所については
【リーダーシップがある】
短所については
【心配性である】ことを書きました。
長所と短所については、自己分析ができているかを見られていますので、どうしてそう思ったのかを理由とともに答えられるようにするとグッド👍です。
- 長所例)私の長所はリーダーシップがあるところです。大学の○○サークルで部長をつとめ、50人以上の部員をまとめることができ、○○イベントで成功を収めることができました。
- 短所例)私の短所は心配性であることです。何かを始めるまでに準備がかかり出遅れてしまうことがあります。そこで私はまわりより早めに行動することで、この心配性をカバーするようにしています。
特に短所は、自分が改善しようとしている内容も述べるとより良いです。
大学で力を入れて取り組んだこと
私は大学で力を入れて取り組んだことについて、サークル活動と居酒屋でのアルバイトについて話しました。
サークルやバイトをしていない!という人は、大学で学んだことでも大丈夫です。
例えば、ちょっと変わった講義などを取っていればそれについてくわしくまとめられるし、大学以外で何か活動していればその内容でもOKです。
内容よりも、自分が力を入れて取り組んだことを、どれだけ熱量込めて話ができるかがポイントとなります。
やっていないことを書いてもいいですが、一生懸命取り組んだ人とは大きな差が生まれてしまいます。
できるだけくわしく話せるように準備をしておきましょう!
大学での卒論テーマ
私は、大学でサンゴを育てるコンクリートプレートをつくる研究をしていました。
しかし、実は私が受けた某県庁は「海なし県」だったのです!
オーマイガー…( ゚Д゚)
聞かれたらしょうがないと思っていたら、案の定卒論テーマを聞かれてしまい、
「うちの県じゃ使えないね(笑)」と言われてしまいました。 そこでわたしは、
「県北にある○○水遊園で憧れの海というゾーンにサンゴ礁がいるので、そこに使ってほしいです。」
と答えると、面接官たちは
「よく知ってるね~」と笑ってくれました。(よかった…)
関係のないテーマだとしても、何かしらその会社や地域と関連付けできるものはないか考えておくと、いざというときに答えられます。
もし思いつかない場合は、
「そうですね…」と苦笑いしておけば大丈夫です。
別に関連のないテーマだからと減点対象にはならないので安心してください。
公務員土木の面接で専門的な質問はあまりない!
大卒程度の二次試験では、土木の専門知識を聞かれることはほぼないです。
社会人枠では、口頭試問となるのでかなり突っ込んだ内容を聞かれるそうですが…。
したがって一次試験を無事合格したのであれば、面接の練習は面接カードに書いたことや自己分析、自分ががんばってきたことなどをまとめておくと良いです。
だから面接では、土木の専門的な勉強はしなくて大丈夫です。
あなたが【どんな人間】なのかを見られています。
自分を上手にアピールできるように練習してみてください。
少しぐらい自分を盛って大丈夫ですので、ポジティブ&明るく答えられるよう練習しましょう。
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今回は以上です。
また、面接対応もある公務員講座もありますので、ぜひチェックしてみてください。
ありがとうございました。