こんにちは、元公務員のみんです。
今回は【公務員の成績率上乗せ(優秀)】について解説します。 公務員の成績率上乗せとは、公務員と言えど成績によって給料に差をつけるシステム。
公務員の給料はみな同じでありましたが、少しずつ仕事のがんばりについて差をつけるようになりました。
良いことですね!
成績が上乗せ(優秀者)になればボーナスのうち、勤勉手当がほかの人より多くもらえます。
やはりがんばりを認めてもらえるとやる気にもつながりますし、うれしいですよね!
私は令和○年度の6月と12月のボーナスについて、2回成績率の上乗せ対象者になり、少しだけ他の人よりボーナスを頂きました。
ありがとうございます。
成績率や計算式についての情報で、少しでも公務員でがんばる人たちのやる気が出ればうれしいです。
それではさっそく参りましょう!
公務員の成績率上乗せは勤勉手当が関係!優秀な人はボーナスが増える
まずは給料の形態や成績率がどのように関係しているか見ていきます。
公務員のボーナスとは?
公務員のボーナスの内訳をみると、期末手当と勤勉手当というものがあります。
期末手当とは、基本的に真面目に働いていればもらえます。 半年分のボーナスですね。
一方で、勤勉手当は、普段の仕事への勤務態度がかかわる手当となります。
成績率が関連するのは勤勉手当
この期末手当と勤勉手当のうち、成績率が関係するのは勤勉手当です。
休職中であったり、勤務態度に相当問題がある人はカットされる可能性がありますが、逆を言えば、ふつうに働いていれば、他の人(同期など)と差はありません。
つまり、基本ふつうに働いていればもらえますが、成績率が関わってくるので多少金額に差が出てきます。
公務員の成績率上乗せ対象者・優秀になるには?勤勉手当を増やしたい
私が勤めていた地方の県庁を例にあげてお話します。
まずは業績評価を行い、普段の仕事への態度や成果を確認。
そして評価が5段階のうち、4~5の成績の人から上司の推薦を受けた上で、上乗せ対象者になるかならないかを判断されます。
そうなるとまずは仕事を一生懸命こなし、業績評価を4以上を獲得しなければなりません。
私の場合、業績評価で4を獲得し上乗せ対象者となりました。
評価5をとらなくても上乗せ対象者になる可能性があることは分かりましたね。
業績評価は自己評価でもありますので、ふつうに仕事に行って仕事をこなしている人であればネガティブにならずに、4以上をつけて良いと思います。
そうすれば、成績率の上乗せ対象者にエントリーができます。
上乗せになるかどうかは上司の判断となりますが、エントリーできていれば運よく上乗せ対象者になる可能性もあります。
したがって、業績評価はポジティブに評価4以上つけることをおすすめします。
ポイント
- 業績評価は4以上(5段階)
- 仕事をがんばり、業績評価の面談などでアピールすること
公務員の成績率の計算式!上乗せになった優秀な人はどれくらい勤勉手当が増えるの?
成績率についてのパーセントについては、どう決めているのかは分かりません。
上司や事務次長などの協議で決められているそうです。(自治体による)
しかし自治体にも差はありますが、一般的に以下のようなパーセントの範囲(計算式)になっていますので参考にしてください。
成績区分 | 成績率(計算式) |
金額の差 (勤勉手当20万円を基準とする) |
特に優秀 | 115/100以上190/100以下 | 25万円~41.3万円 |
優秀 | 103.5/100以上115/100未満 | 22.5万円~24.7万円 |
良好 | 92/100(ふつうの職員) | 20万円 |
良好でない | 92/100未満 | 18.4万円以下 |
今回わたしは、6月に103.5/100の上乗せ、12月に106/100の上乗せをして頂きました。
優秀のランクに入ることができました。
単純にうれしいですし、仕事へのやる気も出ますね!
公務員・勤勉手当の成績率の優秀・特に優秀の人口分布率はどれくらい?
自治体で差があると思いますので一概には言えませんが、優秀となる人の割合は以下のとおりです。
特に優秀となる人
【特に優秀】となる者は、人員分布率として全体の5%程度です。 特に優秀に選ばれた人は相当優秀ですね。
20人に1人。 自信をもっていきましょう!
優秀となる人
【優秀】となる者は、人員分布率として全体の25%程度です。
4人に1人が優秀になる可能性があるということです。 給料も上がるので、【優秀】を目指してがんばりましょう。
ただし、【優秀】、【特に優秀】となった人は口外しないように言われていますので、誰がなっているか分かりません。
トラブルの元なので、まちがっても自慢するようなことはしないようにしましょうね。
上司の評価もありますので、自分ががんばっていてもならない場合もたくさんあります。
成績が上乗せにならなくても、落ち込まずに目の前の仕事をがんばりましょう!
公務員・成績率が上乗せ・優秀になって勤勉手当を多くもらったとき
私が勤めていた県庁では、平成29年度からこの成績率の上乗せ制度を開始。
成績率は上乗せになって始めて意識するようになり、仕事をよりがんばろうと思うきっかけになりました。
公務員には仕事をしない人もごろごろいますので、組織自体で仕事をがんばらせる対策を講じたことはとても良いことだと感じます。
私がはじめて成績率が上乗せになったときは、本当に私で良いのかという不思議な気持ちと、仕事をしない人たちのボーナスをカットしてやったぜ!という邪な気持ちの半々でしたね!(笑)
どれだけがんばっても、がんばらない人と同じ給料ということが信じられなかったので、この制度は公務員でがんばって働く人たちのかすかな希望になったと感じています。
個人的にはもっともっと、給料に差をつけて良いと思っています。
仕事をやらない人がもっとやる気をなくすという意見もあるみたいですが…。
そもそもなんで仕事やらない人を気遣う必要があるの? 意味分かりませーん。(笑)
仕事やらない人にも、がんばらないと給料を減らされるという危機感をもって働いてほしいものです。
がんばる人が増えたほうが、組織的にもプラスですよね!
【公務員関連記事】
公務員の成績率や計算式まとめ!勤勉手当が関係し優秀な人はボーナスUP
今回は以上です。
参考になればうれしいです。
ありがとうございました。
この記事を書いている人
- 元公務員ブロガー
- 某県庁の公務員土木職として7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 今はブログで、公務員のあれこれ、仕事をメインにさまざまな情報を発信中!