インターンシップは今や優秀な学生を獲得するために、力を入れている民間企業や自治体も少なくありません。
就職活動をしていると、インターンシップに行くべきか、行かないべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
特に公務員を目指している人は、公務員試験の勉強もあるしどうしようかな…となやむ学生が多いと聞きます。
さらにこんなお悩みも…
今回は、公務員のインターンシップについてのお悩みを解決または、参考になる内容の記事となっています。
気になる方はぜひこのまま読み進めていただければと思います。
この記事を書いている人
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- 元公務員ブロガー
- 某県庁の地方公務員(土木職)で7年間はたらいた経験をもつ(計画・設計・施工管理・維持管理)
- 経歴:公務員インターンシップ経験あり
- 1級土木施工管理技士、玉掛、危険物取扱者乙4などの資格持ち
- ブログで公務員のリアルや土木施工管理技士の勉強方法、仕事をメインにしたさまざまな情報を発信中です!
それではさっそく参りましょう。ラインナップはこちら!
結論:第一志望の公務員インターンシップは行くべき!
公務員インターンシップは行くべきです。
特に第一志望の自治体が、インターンシップの受け入れをしているのなら絶対に行くべきですね。
その理由はこちらです。
- 職場の雰囲気や仕事内容を知ることができる!
- 合格した職員の話が聞ける!
- 志望動機に書ける!
- 面接時のネタになる!
職場の雰囲気や仕事内容を知ることができる!
実際に自分が働きたいと思っている職場の雰囲気や仕事内容を知ることは、勉強へのモチベーションにもつながります。
また、自分に合っているかどうかも、インターンシップに行けばなんとなく肌で感じることができます。
百聞は一見に如かずと言いますが、人から聞いた話よりも自分の目で確かめた方が確実です。
逆にインターンシップに行って、自分と合わなそうだなと第一志望を変える人もいます。
自分の人生に大きく関わる職場です。
入る前にインターンシップ(職場体験)ができるのは本当に貴重ですので、ぜひ積極的に参加してみてください。
合格した職員の話が聞ける!
インターンシップに行けば、自分が目指す公務員として働いている人たちからの話を聞くことができます。
特に歳が近い(2~3歳上)公務員の方の話は本当に聞けて良かったと思います。
公務員試験の勉強方法や時間、公務員になってからの残業など、自分がなんとなく不安だと思っていることの正解を持っている人たちです。
インターンシップに参加したらぜひ積極的に聞いてみましょう!
残業つらい、給料安い、合コンでモテた話など…ざっくばらんでリアルな話が聞けておもしろいですよ!
志望動機に書ける!
私がインターンシップに行くべきだと言っている一番の理由がこれです。
だって志望動機にインターンシップ行きました!って書けたら好印象じゃないですか!!!
私は地元の県庁を目指していた(そういう学生多いよね)ので、志望動機はありきたりな事しか書けないな…空欄が埋まらん…と悩んでいました。
そんな時、友達にインターンシップ行ってみようよと誘われたのがきっかけです。
さらに私の大学ではインターンシップに行けば2単位もらえるという特典付き!
これはすぐに飛びつきました。(笑)
インターンシップに行けば、自治体側からも好印象ですし、志望動機の欄も埋まります。
インターンシップに行って損はないはずです。
面接時のネタになる!
志望動機の欄にインターンシップに行ったと書けば、面接時のネタになります。
実際に私は、県庁の面接のときにインターンシップで印象に残っていることを聞かれました。
インターンシップで行った工事現場(○○市の△△橋梁など)の名前などを出すと、
「おお~!」となぜか小さな歓声が起きました。(おじさんのツボ分からん)
もちろん、面接官がインターンシップに興味を持てばの話ですが、面接時の話のネタになることは間違いないです。
話の引き出しはあればあるほど良いです。
ですので、第一志望の公務員インターンシップは募集があればぜひエントリーしてください。
公務員インターンシップにいくべき?行った時の体験談
私が実際に公務員インターンシップに行った時のお話をしますね。
私は生まれ故郷である、地元の県庁の公務員インターンシップに参加しました。 暑い暑い7月の頃でした。
配属は出先の土木事務所に1週間行くことになり、服装はポロシャツにストレッチパンツというラフな格好でした。 しかしそれだけでは心配だったので、ワークマンで作業着も一応買いました。(使わなかったけど)
実家から通える場所だったので、宿泊費やご飯代はタダ! ラッキーでしたよ~!
インターンシップの大きな流れは、土木事務所にあるそれぞれの課のみなさんが、順番に仕事について説明を聞いて、現場に行くという感じです。
私は土木専攻なのですが、なぜか管理課(行政)や建築課の方のお話もありました。
公務員は他部署との調整や色んな仕事があるからという説明はありましたが、たぶん時間が余ったんでしょうね。(笑)
そして最後はインターンシップを受けた内容をまとめた発表会をする…はずでしたが。
その時ちょうど大雨で災害が発生し、インターンシップどころではなくなってしまいました。
私としては、発表がなくなってラッキーくらいにしか思っていませんでした。
しかし実際に県庁に入って災害対応業務をしたとき、本っっ当に大変だったので、ラッキーだなんて思った昔の私をチョップしてやりたいです… 👿
ちなみに私の公務員インターンシップスケジュールはこんな感じでした。
公務員 インターンシップ スケジュール(10日間) | AM | PM |
月曜日 | 講義:公務員とは(座学) | 講義:公務員技術職(座学) |
火曜日 | 整備第一課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
水曜日 | 整備第二課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
木曜日 | 講義:設計業務について(座学) | 講義:排水計画計算 |
金曜日 | 企画調査課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
月曜日 | 保全第一課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
火曜日 | 保全第二課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
水曜日 | 建築課:仕事概要 | 講義:建築実践問題 |
木曜日 | 管理課:仕事概要 | 講義:建築実践問題 |
金曜日 | 先輩職員の話(2~3個上) | まとめ&発表会(災害発生のため中止) |
1番良かったのは、やっぱり先輩職員の話(2~3歳上)でしたね。
公務員試験の勉強についても色々教えてくれました。
また、工事現場を見に行くことは色んな場所に行けて楽しかったですし、道路や河川の工事現場に入れたことも、仕事を身近に感じることができました。
公務員インターンシップに行くメリット
インターンシップに行くメリットはこちらです。
- 仕事内容や雰囲気が分かる!
- 合格した職員の話が聞ける!
- 志望動機に書ける!
- 面接時のネタになる!
- 一緒になった他のインターンシップ生とつながりができる!
- 大学によっては単位がもらえる!
- 勉強のやる気が出る!
1~4は記事の始めに書かせていただいた、「第一志望の公務員インターンシップは行くべき!」と同じ内容となっています。詳しくはそちらをご覧ください。
それでは5~7について解説します。
一緒になった他のインターンシップ生とつながりができる!
私はインターンシップに参加した時に、もうひとり他大学からインターンシップに参加した学生がいました。
実際に県庁に入って同期となり、呑みに行ったり遊びに行ったり仲良くさせてもらいました。
今でも会うと、インターンシップの時の話で盛り上がります。
私はラッキーなだけだったかもしれませんが、ひとつの出会いとして、インターンシップに参加して良かったなあと思います。
大学によっては単位がもらえる!
私の大学ではインターンシップに参加すれば1週間だと1単位、2週間だと2単位もらえました。
単位ももらえるなら…とインターンシップの参加を決意しました。
もしかしたらあなたの大学でもインターンシップで単位がもらえるかもしれませんよ。
気になる方は大学に確認してみてはいかがでしょうか。
勉強のやる気が出る!
インターンシップに参加して自分が働くイメージが湧くと、公務員試験の勉強にやる気が出ます。
公務員試験の勉強時間はあまりとれないと思いますので、モチベーションを上げていかに集中できるかが勝負です。
そんな時、インターンシップでよりリアルな職場を体験している人は、そうでない人よりも「ここで働きたい」という気持ちが強く表れ、勉強の踏ん張りどころで助けてくれます。
また、インターンシップに行って、「自分には合わなそう…」「行きたくない!」ってなってしまっても、それはそれで入る前で良かったという話です。
自分の気持ちを確認するために、ぜひインターンシップに参加してみてください。
公務員インターンシップにいくデメリット
反対に、インターンシップに行くデメリットはこちらです。
- ある程度の期間を設けている場合が多いので、地元でなければ宿泊費の出費は大きい
- インターンシップそのものに合否は関係ない
- インターンシップに行っている間、勉強がおろそかになってしまう
ある程度の期間を設けている場合が多いので、地元でなければ宿泊費の出費は大きい
インターンシップはある程度の期間、その指定された県庁や市役所などに通わなければなりません。
地元ではない都道府県を受けるとなると、ホテル代やご飯代、洋服などのコインランドリー代がかかってしまい、かなり大きな出費となってしまいます。
インターンシップ自体はお金はかかりませんが、その他の宿泊費、交通費、ご飯代、洗濯費などでお金がある程度かかるということは頭に入れておいた方が良いと思います。
インターンシップそのものに合否は関係ない
残念ながら、インターンシップそのものに合否は関係ありません。
少しでも有利に…なんて期待していた人がいたらごめんなさい。でも本当のことなんでもう一度はっきり言います。
インターンシップそのものに合否は関係ありません。
公務員試験はあくまで筆記と面接の試験がすべてです。
インターンシップに行ってても落ちることはあるし、当然インターンシップに行かなくたって受かる人はいます。
インターンシップにそこまでの夢は持たないでください。
インターンシップに行っている間、勉強がおろそかになってしまう
公務員試験は出題範囲広すぎだし、覚えること多すぎて大変ですよね。
勉強が大変すぎて、インターンシップに行っている余裕がない!とか、公務員講座をあまり休みたくないという方もいると思います。
確かに、勉強量としては、1週間~2週間の1日8時間程度を拘束されてしまうため、勉強がおろそかになってしまうことがデメリットです。
自分の勉強量や進捗状況を確認して、インターンシップに行くことのメリットと天秤にかけてみてください。
インターンシップに行くも行かないも、どちらが正解ということはないです。
最後は自分の気持ちが1番ですよ。
公務員インターンシップ情報は自治体の公式HPをチェック!
インターンシップの有無は自治体により異なります。
最新の情報は、自治体の公式ホームページをチェックしてみてください。
また、どこにも書かれていなければ、直接自治体の窓口に問い合わせてみるのも良いでしょう。
公務員のインターンシップまとめ
今回の記事をまとめるとこんな感じです。
第一志望の公務員インターンシップは行くべき!
- 職場の雰囲気や仕事内容を知ることができる!
- 合格した職員の話が聞ける!
- 志望動機に書ける!
- 面接時のネタになる!
公務員インターンシップに行った時の体験談
インターンシップに参加して先輩職員の話(2~3歳上)が聞けて良かったし、たくさんの現場に連れて行ってもらって楽しかった!
公務員 インターンシップ スケジュール(10日間) | AM | PM |
月曜日 | 講義:公務員とは(座学) | 講義:公務員技術職(座学) |
火曜日 | 整備第一課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
水曜日 | 整備第二課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
木曜日 | 講義:設計業務について(座学) | 講義:排水計画計算 |
金曜日 | 企画調査課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
月曜日 | 保全第一課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
火曜日 | 保全第二課:仕事概要 | 工事現場見学(2~3箇所) |
水曜日 | 建築課:仕事概要 | 講義:建築実践問題 |
木曜日 | 管理課:仕事概要 | 講義:建築実践問題 |
金曜日 | 先輩職員の話(2~3個上) | まとめ&発表会(災害発生のため中止) |
インターンシップにいくメリット
- 仕事内容や雰囲気が分かる!
- 合格した職員の話が聞ける!
- 志望動機に書ける!
- 面接時のネタになる!
- 一緒になった他のインターンシップ生とつながりができる!
- 大学によっては単位がもらえる!
- 勉強のやる気が出る!
インターンシップにいくデメリット
- ある程度の期間を設けている場合が多いので、地元でなければ宿泊費の出費は大きい
- インターンシップそのものに合否は関係ない
- インターンシップに行っている間、勉強がおろそかになってしまう
インターンシップの最新情報は自治体の公式HPをチェック!
- 最新の情報は、自治体の公式ホームページをチェック
- 直接自治体の窓口に問い合わせてみるのもあり!
今回は以上です。
ありがとうございました。